見極め力を高める!採用時に考慮すべき要素と方法

採用面接 流れ

 昨今、zoomの普及によって採用方法がより増えましたね!会社によってはオンライン面接はもちろんのこと、ブレイキングルームを作ってのグループディスカッションを行う企業もあるそうですね。
激動の昨今、採用方法は増えども対応しきれない、見極め方がわからない企業もあるのではないでしょうか。

この記事では、最近主流となっている選考方法について「どの部分に着目して見極めるべきか」解説していきます。

「書類選考ってどこで見極めればよいの?」
「中途採用の時の面接は何を基準にすればよいのだろう?」
「オンライン面接って雰囲気がつかみづらい…。」

そんなお悩みを持つあなたは必見ですよ!

 

人事必見!書類選考の見極め方法

書類選考は今や全企業が行っている「必須」な採用選考フローですね!新卒求職者に対して履歴書のほかに「エントリーシート」や「自己紹介動画」を提出させる会社もあるそうです。同様に中途採用者には職務経歴書のほか「実績のわかる書類」のようなものを提出させる企業もあるようですね!

今回は「新卒採用」「中途採用」そして「適性検査」の3つに分けてそれぞれ解説していきます。

書類選考の着目ポイント~新卒採用編~

新卒採用で必須となってくるのは履歴書と「エントリーシート」の2つです。もちろん、提出期限を守っているか、提出書類に不備はないかということも見極めるうえで重要なポイントです。気を付けましょうね。
この項で見極めたいポイントは以下です。

  1. 学歴・専攻との関連性
  • 応募者の学歴や専攻が募集職種に関連しているか確認します。例えば、技術系の職種であれば理工系の知識が求められる場合が多いです。
  • ただし、学歴だけで判断せず、その後の努力やスキル習得の姿勢も考慮することが重要です。
  • 学歴や学部に関連性が無いからと、それだけの理由で採用フローから落とすようなことは避けましょう
  1. 自己PR・志望動機の具体性
  • 自己PRや志望動機が抽象的でなく、具体的なエピソードや実績に基づいているかをチェックします。
  • 企業のミッションや業務内容と結びつけて書かれているか、応募者が企業への理解を示しているかも重要なポイントです。
  • ある意味では「ほかの学生と差別化できるかどうか」も見極めるポイントと言えるでしょう。多少表現はつたなくても自分の言葉で書かれている応募書類かどうかを見分けられると良いですね。

例:「アルバイトで売上が低迷していた店舗の改善策として〇〇を提案し、実行した結果、売上が20%向上した」→ 主体性と成果への意識が伺える良い文章と判断できるでしょう!単に「頑張りました」と書くのではなく、「どのように課題に取り組み、どんな結果を得たか」を具体的に示している応募者は、成長意欲や適応力が高く、期待できる人材です!

  1. 経験・スキルのマッチ度
  • アルバイト、インターン、ボランティア、プロジェクトなどの経験が、募集職種で活かせるものかを評価します。
  • 特に、リーダーシップ、チームワーク、問題解決能力など、業務に直結するスキルが示されているかを確認します。

例:「ゼミでリーダーを務め、チームの意見をまとめ学会発表を成功させた」→ リーダーシップと協調性の片鱗が見極めるポイントとして浮かんできますね!新卒は経験が浅い分、未知の領域に飛び込む姿勢や学ぶ意欲が重要です。困難な状況での行動力が書かれていると、将来の成長が期待できるといえますね!

  1. 文章力・構成力
  • 履歴書やエントリーシートの文章が論理的で読みやすいか、誤字脱字がないかも見極めのポイントです。
  • 新卒の場合、実務経験よりも「伝えたいことを整理して表現できる能力」が重視されることがあります。
  • 多くの求職者を見るため、簡潔にまとめられているかを見ることも重要です。
  1. 意欲と成長可能性
  • 応募者が自己成長への意欲を示しているか、例えば資格取得や課外活動への取り組みから読み取れます。
  • 将来的に企業で活躍するポテンシャルを感じさせるかどうかもポイントです。

例:「貴社の〇〇という技術に魅力を感じ、大学での研究経験を活かして新製品開発に貢献したい」→志望動機が企業の事業内容や価値観と結びついており、単なる憧れではなく「なぜその企業で働きたいのか」が明確であり、そのうえで会社における方向性が一致している良い文章と言えるでしょう!

  1. 独自性や個性
  • 他の応募者と差別化できる強みや個性が書類から伝わるかを見ます。例えば、ユニークな経験や視点を持っている場合、それが企業にとってプラスになるかを考えます。
  • 「独創的だからよい」というわけではなく「新鮮な空気感を採用後に作り出せるかどうか」を判断しましょう

例:「趣味の写真を通じて地域の課題を発信する活動を行い、SNS1万人のフォロワーを獲得しました」→ 発信力や独自性が期待できるといえますね!

7 そのほか

  • 定量的な実績(例: 売上向上率、チーム規模など)があれば説得力が増しますが、新卒では実績が少ない場合も多いので、プロセスや努力を具体的に書いているかを重視しましょう。
  • カスタマイズの有無: テンプレート的な内容ではなく、各企業向けに構成、考えられた書類かどうかも見極めの基準になります。

書類選考では「この人と採用面接で会ってみたいか」という視点で総合的に判断することが大切です。特に新卒採用においては「応募者の熱意や可能性」を感じられるかを見極めましょう。

1数字や結果がなくても、プロセスにどれだけ真剣に取り組んだか
2完璧さよりも「この人は教えれば伸びそうか」「入社後に化けそうか」を想像させる要素があるか
3言葉だけでなく行動や具体例で熱意が示されているか

を判断材料にしましょう!

重要なのは未完成でも磨けば光る原石かどうかを探す視点を持つことです。自己PRや志望動機、経験欄から「この人を育ててみたい」と思えるかどうかが見極めるポイントと言えるでしょう。

書類選考の着目ポイント~中途採用編~

中途採用は新卒採用と異なり「実務経験や即戦力性」を重視するとよいでしょう。中途採用の書類選考で必須となってくるのは履歴書と「職務経歴書」の2つです。提出期限はもちろんのこと、書類に不備がないかどうかは同様に確認しておきたいポイントですね!

この項で見極めたいポイントは以下です。

  1. 職務経歴と実績の具体性
  • 応募者のこれまでの職務内容が募集職種にマッチしているか、具体的な業務経験や成果(例: 売上向上、プロジェクト成功率、コスト削減など)をチェックします。
  • 数字やデータで裏付けられた実績があると、説得力が増し、即戦力として評価されやすくなります。

: 「プロジェクトリーダーとしてシステム導入を推進し、納期を2週間前倒しで完了」→ 責任感と実行力が期待できる文章と言えますね!具体的な数値があることも良いポイントと言えます。

  1. スキルと専門性の深さ
  • 採用する職種で求められるスキル(例: プログラミング言語、マーケティング手法、財務分析など)が応募者の職務経歴書に明記されているか。
  • 資格やツールの使用経験など、専門性を裏付ける要素も重視されます。

例:「Pythonを用いたデータ分析で業務効率化を図り、処理時間を50%削減」→ 専門性と即戦力が期待できるといえるでしょう。また、専門性の高いツール作業が可能なこともこの一文で把握できますね!

  1. 転職理由と一貫性
  • 転職理由がポジティブかつ論理的であるか(例: キャリアアップ、専門性強化)を確認します。
  • 職務経歴に一貫性があるか、頻繁な転職や短期離職がないかも見られます。一貫性が薄い場合は、その背景を面接で深掘りするきっかけになりますね。

: 「前職でのマーケティング経験を活かし、貴社のグローバル展開に貢献したい」→ 意欲と適合性が期待できるといえます。自己成長良くも感じられる転職理由ですね!採用をポジティブなものに捕らえられているのは好印象と言えるでしょう。

  1. 企業とのマッチング
  • 志望動機や自己PRが、企業の事業内容や文化、採用ポジションに具体的に結びついているか。
  • 中途採用では「なぜこの会社でなければならないのか」を明確に示すことが新卒以上に求められます。
  1. 成果への貢献度
  • チームでの成果だけでなく、応募者個人がどれだけプロジェクトや業務に貢献したかが分かる記述があるか。
  • リーダーシップや主体性を発揮した経験が記載されていると、責任感や推進力を評価しやすくなります。

: 「顧客満足度低下に対し、新たなサポート体制を提案・導入し、満足度を15%向上させた」→ 主体性と影響力が期待できる文章ですね。数値も具体的なので評価しやすい文章です。

  1. 文章のプロフェッショナリズム
  • 職務経歴書や履歴書の構成が整理されており、業務内容が簡潔かつ明確に書かれているか。
  • 中途採用では、ビジネス文書としての完成度も見られ、誤字脱字や曖昧な表現はマイナス印象を与える可能性があります。さらに、読みやすさや誤字脱字の少なさから業務への丁寧さやコミュニケーション能力が推測でき、入社後の仕事ぶりを期待する材料になります。

7そのほか

  • 業界経験: 同業界での経験がある場合、業務理解度やネットワークの面で有利とみなされることが多いです。
  • キャリアの空白期間: 職歴に空白がある場合、その理由が合理的かどうかも注目されます。
  • 年齢と経験のバランス: 年齢に対して経験やスキルが適切か、過剰または不足していないかを考慮する場合もあります。

中途採用では「すぐに活躍できるか」「長期的に貢献してくれるか」という視点が強く、書類選考で「スキル・経験・意欲」の3要素をバランスよく評価しましょう。そのうえで

1過去の実績やスキルが、企業の現在の課題解決に直結するかどうか
2即戦力だけでなく、新しい環境でさらに成長する意欲や柔軟性があるか
3志望動機や記述の雰囲気から、企業の価値観や風土に合う人材か

も加味して考えましょうね!

中でも、1に挙げた「企業が抱える課題を解決できる人材かどうか」をイメージしながら見極めることは最重要事項と言えますね。

新卒採用と中途採用の見極めポイントの違いは把握できたでしょうか?
ものすごく簡潔に言うと、新卒は「経緯や努力」中途は「結果や成長意欲」を軸に判断しましょう!

書類選考の着目ポイント~適性検査編~

会社によってはSPIやミキワメといった、ツールを用いた適性検査を行う企業も多くあるようですね!

適性検査を行う場合、新卒採用・中途採用いずれにおいても、「職務への適性」「組織への適合性」「潜在能力」の3つの観点を軸に見極めることが重要です!

適性検査には能力検査(知能・スキル)と性格検査が含まれることが多いですが、それぞれの結果をどう解釈し、判断に活かすか以下にポイントをまとめます。

  1. 能力検査(知能・スキル)での見極めポイント
  • 論理的思考力: 問題解決や分析を求められる職種(例: エンジニア採用、企画職採用)では、数値処理や文章読解のスコアが高いかを確認。業務で求められる基礎的な知的能力があるか判断します。
  • 処理速度と正確性: 事務職採用やCS採用など、効率性とミス回避が重要なポジションでは、スピードと正確さのバランスをチェック。
  • 職種特化スキル: 特定のスキルテスト(例: プログラミング、言語能力、財務計算)が含まれる場合、採用職種に必要なレベルを満たしているか。基準値を設けておくと判断しやすいです。
  • 見極め方: スコアが平均以上か、または業務に必要な最低ラインを超えているか。極端に低い領域がないかも確認し、採用後に補強が必要かを検討しましょう。
  1. 性格検査での着目点
  • 行動特性と職務適合性:
    • : 営業職採用なら「外向性」「積極性」、研究職なら「慎重性」「分析的傾向」が高いか。
    • チームワークが求められる採用職種は「協調性」や「共感性」がバランスよく出ているかを重視。
  • ストレス耐性: 採用後のポジションがプレッシャーのかかる環境(例: 締め切りの厳しい業務)では、「感情安定性」や「忍耐力」のスコアが低いと適応が難しい可能性があります。
  • 主体性・リーダーシップ: 管理職候補者採用やプロジェクト推進役採用をするなら、「自立性」「決断力」が高いかをチェック。
  • 見極め方: 職務内容やチームの役割に必要な特性と一致しているか。極端な偏り(例: 協調性が極端に低い)はリスク要因として考慮。
  1. 組織文化との適合性
  • 価値観の一致: 企業のカルチャー(例: 挑戦を重視、创新志向、安定志向)に合う性格傾向か。例えば、ベンチャーなら「柔軟性」「リスクを取る姿勢」、大企業なら「規律性」「協調性」が求められる場合も。
  • チームとの相性: 既存メンバーとのバランスを考慮。例えば、慎重な人が多いチームに「大胆さ」を持つ人が加わるかで補完性を見極めましょう。
  • 見極め方: 性格検査の結果から、企業や部署の風土に馴染むか、逆に採用後に摩擦を生む可能性があるかを想像。
  1. 成長可能性(特に新卒で重視)
  • 学習意欲: 能力検査で「情報処理能力」や「抽象的思考」が高く、性格検査で「好奇心」「向上心」が強い場合、未経験でも成長が期待できます。
  • 柔軟性: 新しい環境や変化への適応力が性格検査で示唆されるか(例: 「適応性」のスコア)。
  • 見極め方: スコアが突出していなくても、基礎能力と学ぶ姿勢があれば採用後の長期的なポテンシャルを評価。
  1. 総合的なバランス
  • 強みと弱みのトレードオフ: 例えば、外向性が高すぎて協調性が低い場合、採用後のチームでの働き方に懸念が残る可能性。業務でカバーできるか、他の資質で補えるかを検討。
  • 極端な結果への注意: 能力や性格で極端に低いスコアがある場合、それが業務に致命的な影響を与えないか確認。
  • 見極め方: 単一の項目だけでなく、全体のバランスを見て「この人は採用後にこのポジションで輝けるか」を判断。

新卒採用と中途採用での違い

  • 新卒採用: 能力検査では基礎的な知能・適性、性格検査では成長意欲や組織適合性を重視。即戦力より「育てがい」を優先。
  • 中途採用: 能力検査では即戦力となるスキルレベル、性格検査では業務遂行力やチームへの即時貢献度を重視。過去の経験と検査結果の整合性もチェック。

判断のコツ

  • 基準の設定: 職種ごとに「必須項目」と「歓迎項目」を事前に定義し、スコアや傾向を比較。
  • 書類との照合: 適性検査の結果が履歴書や職務経歴書の記述(自己PR、実績)と矛盾していないか確認。一貫性があれば信頼性が高い。
  • 面接との連携: 検査で気になる点(例: 協調性の低さ)を面接で深掘りし、実態を補足。

適性検査はあくまで採用の補助ツールです!
結果だけで合否を決めず、書類や面接と組み合わせた総合判断が重要ですね。「採用後にこの人が業務で成果を出し、チームに馴染めるか」をイメージしながら、データから期待値を読み取りましょう。また可能であれば、各項目において会社で基準値を設定しておき、点数が上回ったら合格とするケースもあるようですね。補助ツールとしてうまく活用しましょうね!

人事必見!面接での見極めポイント

書類選考でのポイントは理解できたかと存じます。基本的に新卒採用と中途採用では見極めるべきポイントが若干違うんですね!では、面接においてはどのような個所に気を付ければよいでしょうか。

今回は「新卒採用面接」「中途採用面接」「質問以外で気にしたいこと」の3項に分けて解説していきます。

 面接の着目ポイント~新卒採用編~

新卒採用の面接では、書類や適性検査では見えにくい「人柄」「コミュニケーション能力」「ポテンシャル」に着目しましょう!
新卒人材は実務経験が少ないため、「この人を育てたいか」「チームに良い影響を与えそうか」という視点で以下のポイントを評価すると良いです!

  1. コミュニケーション能力と表現力
  • 着目点: 面接官の質問に対して論理的かつ簡潔に答えられるか、自分の考えを分かりやすく伝えられるか。
  • なぜ重要か: 入社後の連携や報告業務に直結。緊張していても、誠実に伝える姿勢が見られれば好印象。
  • 面接での見極め方: 例えば、「自己PRをしてください」で具体的なエピソードを交えて話せるか、話が散漫になっていないかをチェック。
  • : 「部活で仲間と目標達成した経験」を状況行動結果の流れで簡潔に話せる。
    伝達力が高いと言えますね!流れに沿って話せていることも加点対象と言えるでしょう。
  1. 熱意と企業への理解
  • 着目点: 面接中の志望動機や企業への関心が具体的で、企業研究に基づいているか。
  • なぜ重要か: 熱意が強い候補者は入社後のモチベーションが高く、早期離職リスクが低い。企業理解は適性を示す指標となる。
  • 面接での見極め方: 「なぜ当社を志望したか」で、企業の事業内容や価値観に触れ、自分の目標と結びつけて話せるかを確認。
  • : 「貴社の〇〇事業に共感し、大学での△△経験を活かしたい」と具体的に語れる
    ⇒ 採用されたいという
    意欲とマッチングが期待できますね。企業研究の確かさも見極めのポイントです。
  1. 主体性と成長意欲
  • 着目点: 過去の経験(学業、アルバイト、サークルなど)で自ら動いたエピソードや、失敗から学んだ事例を話せるか。
  • なぜ重要か: 新卒は未経験が多い分、主体的に学び成長する姿勢が将来の活躍を左右。
  • 面接での見極め方: 「今までの挑戦や失敗経験」を尋ね、具体的な行動や反省・改善点が語れるかを見る。
  • : 「ゼミで発表準備が遅れそうになったが、計画を立て直して成功させた」
    問題解決力と成長可能性が期待できますね!失敗からどのように学んだかを自分の言葉で話し、そのうえで解決策を練って実際に解決したというエピソードは、採用後に会社でも大いに役立つ力と言えるでしょう。
  1. 人柄と組織適合性
  • 着目点: 面接における態度、話し方、表情から、誠実さや協調性、ポジティブさが伝わるか。
  • なぜ重要か: チームでの働きやすさやカルチャーフィットに影響。新卒採用は人柄が長期的な貢献度を左右。
  • 面接での見極め方: 雑談や「チームでの役割」に関する質問で、他人への気遣いや柔軟性が見られるか観察。
  • : 笑顔で質問に答える、相手の話を丁寧に聞く姿勢
    チームに馴染む可能性が高いといえます。堅苦しくても柔和な人柄かどうかを判別できるとより良いですね!
  1. 質問力と好奇心
  • 着目点: 面接の最後に候補者から企業への質問があるか、その内容が具体的で本質的か。
  • なぜ重要か: 質問の質は仕事への好奇心や主体性を反映。良い質問は入社後の積極性を示唆。
  • 面接での見極め方: 「何か質問は?」で、業務や企業戦略に関する具体的な質問が出るかチェック。
  • : 「〇〇事業の今後の展開について教えてください」
    関心と学びの姿勢が期待できるといえます。具体的な展望をお聞きする方ほど成長願望がある方と言えますね!

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【付録:新卒採用面接で、こんなときどう見極める??】
Q1面接している方の緊張が大きく見えて、少し不安に感じちゃう
Aこれで減点するのはダメです!というのは、新卒人材はたいてい面接慣れしていない場合が多いからです。
硬さがあっても、内容や姿勢に注目し、過度に減点しないようにしましょう!時には採用担当の貴方から求職者をリラックスさせるように働きかけることも大事ですよ!

Q2回答は完璧だけど、なんか素直さを感じない人と、熱意や素直さは感じるけどいまいち回答画しどろもどろな人がいて
A後者の方が良い人材と言えるでしょう!新卒採用面接においては完璧な回答より、「この人は磨けば光るか」を重視することが重要です。熱意や素直さがあれば、スキルは後から伸ばせるものですよ!
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新卒採用面接で重視したいのは、「育てたいと思えるか」です。スキル不足でも、意欲や人柄が良ければ長期的な成長が期待できるからですね!加えて、「もしこのチームにこの人が入ったら、採用後のチームはどう変わるのだろうか」ということを想像して見極めることも大事です!ポジティブな影響を与えてくれるかを判断しましょう!

 面接の着目ポイント~中途採用編~

中途採用面接では、「即戦力性」「長期的な貢献度」「組織への適合性」を中心に見極めます。新卒採用と異なり、実務経験や具体的な成果が重視されるため、候補者の過去の行動やスキル、企業とのマッチングを深掘りしましょう!以下に、中途採用面接で着目すべき具体的なポイントを挙げます。

  1. 実績とスキルの具体性
  • 着目点: 過去の職務でどのような成果を上げたか、具体的な事例や数字で説明できるか。
  • なぜ重要か: 中途は入社後すぐに成果を出すことが期待されます。即戦力性を判断する核心ともいえる部分ですね。
  • 面接での見極め方: 「これまでの最大の成果は?」や「具体的なプロジェクト例を教えて」と質問し、役割、行動、結果(例: 売上〇%増、コスト〇万円削減)を明確に語れるか確認。
  • : 「新規クライアント20社を獲得し、売上を前年比15%向上させた」
    ⇒ 貢献度と実行力が期待できるといえますね!採用後にすぐ結果を残せそうかというのは重要な見極めの判断軸です。
  1. 問題解決力と主体性
  • 着目点: 業務上の課題にどう対処したか、主体的に提案や改善を行った経験があるか。
  • なぜ重要か: 実務では自ら動いて課題を解決する能力が求められる。過去の行動が採用後の将来の活躍を予測しましょう。
  • 面接での見極め方: 「困難だったプロジェクトとその対応策は?」と尋ね、状況分析、行動、結果のプロセスを論理的に説明できるかを見る。
  • : 「システム障害時に代替案を提案し、ダウンタイムを50%短縮した」
    ⇒ 冷静さとリーダーシップが期待できるといえますね。具体的な数値はもちろんのこと、柔軟なは祖応力も採用の見極めポイントと言えるでしょう!
  1. 企業・職務への適合性と志望動機
  • 着目点: 志望動機が企業の事業や募集職種に具体的に結びついているか、キャリアの方向性と一致しているか。
  • なぜ重要か: ミスマッチを防ぎ、長期的な定着と貢献を確保。企業理解の深さは意欲の指標です。
  • 面接での見極め方: 「なぜ当社で働きたい?」「当社の〇〇事業でどう貢献したい?」と質問し、企業研究や自身の経験とのリンクが明確かを評価。
  • : 「貴社のデータ分析を強化する方針に共感し、前職での分析経験を活かしたい」
    ⇒採用後の適合性と意欲が期待できますね。採用されたい理由も前向きながら「貢献度」もアピールできている良い答えと言えるでしょう。
  1. コミュニケーションとプロフェッショナリズム
  • 着目点: 面接官への質問への回答が論理的で簡潔か、態度や話し方にビジネスパーソンとしての成熟度があるか。
  • なぜ重要か: クライアントやチームとの円滑な連携に直結するからです。プロ意識は信頼感を左右します。
  • 面接での見極め方: 回答の構成力や、逆質問での適切さを観察。落ち着いた態度や相手への敬意もチェック。
  • : 質問に端的に答え、面接官の話を丁寧に聞く
    ⇒ 採用後の業務での円滑なコミュニケーションが期待できますね。コミュニケーション能力の高さは見極めのポイントに直結するといえるでしょう
  1. カルチャーフィットと採用後のチームへの影響
  • 着目点: 人柄や価値観が企業の文化やチームの雰囲気に合うか、協調性や柔軟性があるか。
  • なぜ重要か: 中途は既存チームにすぐ溶け込む必要があり、カルチャーミスマッチは摩擦や早期離職のリスク。
  • 面接での見極め方: 「チームでの役割や衝突の経験」を尋ね、協働への姿勢や他者への配慮が見られるか確認。雑談での自然な振る舞いも参考に。
  • : 「チームの意見をまとめつつ、自分の提案を採用させた経験」を語る
    ⇒ 協調性と影響力が期待できる答えですね!見極め時に重要な採用後の「協調性をイメージできる」良い答えと言えるでしょう。
  1. 転職理由とキャリアの整合性
  • 着目点: 転職理由がポジティブで論理的か、過去のキャリア選択に一貫性があるか。
  • なぜ重要か: 転職理由が曖昧だと、入社後のモチベーションや定着に懸念。キャリアの流れは成長性を示す。
  • 面接での見極め方: 「なぜ転職を決意した?」「次のキャリアで何を達成したい?」と聞き、過去・現在・未来のつながりが明確かを評価。
  • : 「現職でマーケティングの限界を感じ、貴社のグローバル展開で専門性を深めたい」
    ⇒ 目的意識が期待できますね!中途採用に臨み理由が、失敗等によるネガティブな理由でないことも見極めるうえで重要なポイントと言えます。

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【付録:中途採用面接で、こんなときどう見極める??】
Q1書類選考時はリーダー経験を強調していたのに、面接では受け身な印象を受ける…。
A職務経歴書や適性検査の結果と面接での話に矛盾があるといえます。ここは重要な見極めポイントですね!矛盾が少ない人材を採用できるとより良いですね。

Q2目標が高いのはいいことなんだけど、ちょっと非現実的な気がする…
A採用後の実務でのギャップに注意しましょう。もちろん、自信を持つのはいいことですが、その後のイメージができるかが見極めのポイントですよ!
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 中途採用面接においては即戦力性と貢献度を見極めましょう!即戦力性においては「スキルや経験が、採用後に企業の課題解決に直結するか」貢献度は「志望動機や人柄から、採用後の定着性や成長意欲を感じられるか」を見極められると良いですね!

中途採用面接では特に、「この人は今すぐ成果を出し、チームに良い影響を与えながら長く活躍してくれるか」が鍵です。実績やスキルの裏付け、企業への熱意、人柄のバランスを見て、「採用したい」と思える候補者を見極めてくださいね。

面接の着目ポイント~質疑応答以外で気を付けた方が良い点~

ここまでで、採用面接における質疑応答については理解できたかと思います!しかし、採用面接には質疑応答以外にも見極めるべきポイントがあります!

本項では、そんな採用面接時の質疑応答以外の点に着目して、気を付けたいポイントを挙げます!これらは候補者の人柄、プロフェッショナリズム、組織適合性を評価する重要な手がかりとなります。

書類や回答内容だけでは見えにくい「実際の働きぶり」や「チームへの影響」を予測するのに役立つので、参考にしてくださいね!

新卒採用面接の場合:質疑応答以外での見極めポイント

新卒人材は実務経験が少ないため、採用面接での態度や振る舞いから「成長可能性」「誠実さ」「チームへの適応力」を読み取ることが重要です。

  • 第一印象と態度
    • 着目点: 入室時の挨拶、姿勢、笑顔、アイコンタクトなど、初期の印象がポジティブか。
    • なぜ重要か: 第一印象は、入社後の対人関係や顧客対応の基礎を反映。緊張していても、誠実さや前向きさが伝わると好印象。
    • 面接時の見極め方: 丁寧な挨拶や落ち着いた態度、面接官への敬意が見られるか。過度な緊張で硬すぎる場合は、リラックスさせた上で本質を見極める。
    • : 入室時に笑顔で挨拶し、姿勢を正して座る
       誠実さと好感度が期待できますね!採用において、第一印象の良さはいわば人柄に直結するといえます。
  • 非言語的コミュニケーション
    • 着目点: 身振り、表情、声のトーン、話すテンポが適切か。
    • なぜ重要か: 熱意や自信、コミュニケーションの円滑さを示す。チームでの協働やプレゼン能力の片鱗が見える。
    • 面接時の見極め方: 話す際に適度なジェスチャーや表情変化があるか、声が小さすぎたり早口すぎたりしないか。
    • : 質問に答える際に適度にうなずき、明るい表情で話す
      ⇒ 親しみやすさと適応力が期待できるといえるでしょう。採用において、いわば「その人が協調性があるか」を見極められるポイントとも言えます。
  • 面接全体の熱意とエネルギー
    • 着目点: 面接中の姿勢や反応から、企業への関心や仕事への意欲が伝わるか。
    • なぜ重要か: 新卒人材はスキルより意欲が重視される。エネルギッシュな姿勢は、採用後の積極性を予測できます。
    • 面接時の見極め方: 面接の終盤でも疲れた様子を見せず、質問や会話に積極的に参加しているか。
    • : 面接官の話に積極的に耳を傾け、メモを取る
      ⇒単純ながら 学ぶ姿勢と意欲が期待できますね!採用面接の終盤でもその姿勢を崩さない人ほど、熱意があると見極められます。
  • 時間管理と準備の丁寧さ
    • 着目点: 面接開始時刻の遵守、持ち物(履歴書のコピー、筆記用具など)の準備、身だしなみの整い具合。
    • なぜ重要か: 細かな準備は責任感や仕事への姿勢を反映。基本的なマナーが備わっているかは入社後の信頼性に繋がる。
    • 面接での見極め方: 早めに到着しているか、清潔感のある服装か、必要書類を揃えているかを確認。
    • : 5分前に到着し、整った服装で書類を用意
      ⇒当然と言えば当然ですが、 計画性と丁寧さが期待できるといえますね!採用後も時間管理が徹底できる人材と見極められるでしょう。
  • 逆質問時の態度
    • 着目点: 質問をする際の姿勢や表情、面接官への関心の示し方。
    • なぜ重要か: 質問の態度から、企業への好奇心や主体性が垣間見える。受け身ではなく、対話する姿勢は成長可能性を示す。
    • 面接時の見極め方: 質問時に前のめりで話すか、面接官の回答に反応(うなずきやメモ)を見せるか。
    • : 質問後、面接官の回答に「なるほど」と反応し、メモを取る
      ⇒これも単純ですが、採用後の学びの姿勢が期待できますね!いわれずともメモを取る姿勢は見極めるうえで重要なポイントと言えるでしょう。

中途採用面接の場合:質疑応答以外での見極めポイント

中途採用では即戦力性やプロフェッショナリズムが求められるため、質疑応答以外の振る舞いから「業務への適応力」「信頼性」「リーダーシップ」を見極めましょう!

・プロフェッショナルな態度と信頼感

  • 着目点: 入室から退室までの振る舞いが、ビジネスパーソンとして適切で信頼できるか。
  • なぜ重要か: 中途はすぐにチームやクライアントと関わるため、落ち着きや礼儀正しさが信頼感に直結。
  • 面接での見極め方: 入室時の堂々とした挨拶、面接中の姿勢、面接官への敬意ある対応を観察。過度な馴れ馴れしさや緊張感のなさはマイナスです。
  • : しっかりした握手や丁寧な自己紹介、退室時の礼
    ⇒ プロ意識と信頼性が見極められますね!「当たり前のことを当たり前にできる」人材は、採用後も活躍が期待できます。

・非言語的コミュニケーションの成熟度

  • 着目点: 表情、声のトーン、ジェスチャーが、職務でのコミュニケーションに適しているか。
  • なぜ重要か: プレゼン、交渉、チーム連携での効果的なやり取りを予測。自信と落ち着きのバランスが鍵。
  • 面接での見極め方: 話す際に適切なアイコンタクトや抑揚があり、過度な緊張や過剰な自信がないかを確認。
  • : 落ち着いた声で話し、適度に微笑む
    ⇒ クライアント対応やチームでの円滑さが期待できます!聞く姿勢を見極められると、採用後の立ち居振る舞いもイメージしやすくなりますよ。

・状況への適応力

  • 着目点: 面接中の予期せぬ質問や変化(例: 突発的なケース問題)への対応力。
  • なぜ重要か: 実務では臨機応変さが求められる。冷静に対応できるかは、ストレス耐性や柔軟性の指標。
  • 面接での見極め方: 想定外の質問で動揺せず、考えてから答えるか、論理的に軌道修正できるかを観察。
  • : 難しい質問に「少し考えさせてください」と冷静に対応
    ⇒ 実務での柔軟性が期待できますね!言葉が詰まった際の対応力は採用後も大いに役立つスキルです。

・チームへの影響を想像させる振る舞い

  • 着目点: 面接中の態度や話し方から、チームにポジティブな影響を与えそうか。
  • なぜ重要か: 中途は既存チームにすぐ溶け込む必要があり、協調性やリーダーシップが求められる。
  • 面接での見極め方: 面接官との対話で、相手の話を丁寧に聞き、建設的な反応(うなずき、補足質問)を見せるか。
  • 例: 面接官の説明に「それは面白いですね」と反応し、関連質問をする
    ⇒ チームでの協働が期待できます!

・準備と細部へのこだわり

  • 着目点: 身だしなみ、持ち物の準備、企業への事前リサーチの姿勢。
  • なぜ重要か: 細部への注意は、業務の丁寧さや責任感を反映。プロとしての準備力は即戦力性の証。
  • 見極め方: スーツの清潔感、企業に関する知識をさりげなく示す態度、予備の書類持参などをチェック。
  • : 企業パンフレットを読み込んだ様子で、適切なタイミングで知識を示す
    ⇒ 準備力と真剣度が見極められますね!重要なのはそれをひけらかさずに適切なタイミングであるかということ。準備の万全さがうかがえる見極めらポイントと言えるでしょう。

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結局どこを基準に見極めればええねん!?】 

ここまで読んでくださった方はおそらく多すぎる見極め要素に上記のような感想を抱いたと思います。
ズバリ、ここを基準に見極めましょう。

  • 全体の印象: 質疑応答の内容と非言語的要素を総合し、「一緒に働きたいか」「信頼できるか」を想像。
  • カルチャーフィット: 企業の雰囲気と候補者の振る舞いが合うかを考える。
  • 細かなサインを拾う: 雑談や退室時の態度など、細部での自然な振る舞いが本質を映す場合が多い。
  • バイアスに注意: 第一印象に引っ張られすぎず、書類や適性検査のデータと照らし合わせて客観的に評価。

質疑応答以外の要素は、候補者の「リアルな姿」を垣間見るチャンスです。新卒では「原石の輝き」を、中途では「プロとしての完成度」を感じられるかどうかを基準に、「採用後この人がチームにどうフィットするか」をイメージしながら見極めてください。
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 番外編 面接の見極めポイント~グループディスカッション編~

 新卒採用を行う企業ではグループディスカッション(以下GDとします)を行う企業もあるそうですね!GDはかなり特殊な採用方法なので、こちらで解説したく思います。
GDでは、候補者の「協働力」「論理的思考力」「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」を見極められます。特に新卒採用では、実際の業務に近いチームでの振る舞いや役割が見えるため、個々の資質を見極める絶好の機会です。以下に、GDにおいて着目すべきポイントを詳しく解説します。

  1. 役割の果たし方
    • 着目点: ディスカッション内で自然に担う役割(例: リーダー、ファシリテーター、アイデア出し、まとめ役、聞き役)とその貢献度。
    • なぜ重要か: チームでの役割分担への適応力や、状況に応じた柔軟性が分かる。リーダーだけでなく、サポート役も価値ある貢献。
    • 見極め方: 議論が進まない時に進行を促すか、意見を整理するか、黙っているメンバーを巻き込むかを観察。
    • : 「皆の意見をまとめると、〇〇ですね」と進行を整理
      ⇒ 協調性と推進力が期待できますね。重要なのは「リーダーだからすごい」といったバイアスをなくして平等に見極めることです。
  2. コミュニケーションの質
    • 着目点: 発言の分かりやすさ、相手への敬意、傾聴姿勢(うなずき、アイコンタクト)。
    • なぜ重要か: チームでの円滑なコミュニケーションは業務の基礎。発言力だけでなく、聞く姿勢も重要。
    • 見極め方: 発言が論理的で簡潔か、相手の意見を否定せずに建設的に繋げるか、話を遮らないかを確認。
    • : 「〇〇さんの意見に賛成で、さらにこうしたらどうですか?」と提案
      ⇒ 協働力と建設性が期待できますね。提案力もですが、否定しない姿勢が素晴らしいといえます!
  3. 論理的思考とアイデアの質
    • 着目点: 発言内容が論理的か、議論のテーマに対する理解や独自の視点があるか。
    • なぜ重要か: 問題解決や企画業務に必要な思考力が垣間見える。新卒では完璧さより「考える姿勢」があるか見極めましょう。
    • 見極め方: 根拠を伴った意見を述べるか、テーマから逸れずに貢献するかをチェック。
    • : 「データによると〇〇なので、こうすべきでは」と根拠を示す
      ⇒ 分析力と採用後の成長可能性が期待できるといえます。データを適切に読み取る力も良いですね。
  4. 協調性とチームへの配慮
    • 着目点: 他のメンバーを尊重し、議論全体のバランスを取ろうとする姿勢。
    • なぜ重要か: チームでの協働は業務の基本。自己主張だけでなく、他者を活かす姿勢は採用後の組織適合性を示す。
    • 見極め方: 発言の少ないメンバーに話を振るか、対立意見を中立的にまとめるかを観察。
    • : 「〇〇さんはどう思いますか?」と促す
      ⇒ 協調性とリーダーシップがありますね!発言の少ないメンバーに気を遣える良い行いと言えるでしょう!
  5. プレッシャー下での振る舞い
    • 着目点: 時間制限や議論の混乱時、冷静さを保ち建設的に動けるか。
    • なぜ重要か: 業務では期限やストレスが伴う。冷静さと柔軟性はポテンシャルの指標。
    • 見極め方: 時間切れ間際に焦らず意見を整理するか、感情的にならず対応するかを確認。
    • : 残り1分で「優先順位を決めましょう」と提案
      ⇒ ストレス耐性と実行力が期待できますね!ここで焦っている人を落ち着けるかという姿勢も見極めポイントの一つです

補足:評価時の注意点

  • 客観的な基準: 評価シートを用意し、「リーダーシップ」「協調性」「論理性」などの項目でスコアリングすると公平性が高まる。
  • バイアス回避: 声の大きさや積極性に引っ張られず、静かに貢献する候補者も見逃さない。
  • 状況の影響を考慮: グループのメンバー構成やテーマの難易度が候補者のパフォーマンスに影響する場合、相対的に評価。

グループディスカッションは、候補者が「チームでどう振る舞うか」をリアルに観察できる場です。採用においては「この人が加わればチームが活性化しそうか」をイメージしながら、協働力や影響力を総合的に評価してくださいね!

人事必見!対面とオンラインでの採用ポイント

昨今では、コロナ禍以降、オンライン面接の実施も増えてきましたね!オンライン面接と対面面接では、環境やコミュニケーションの特性が異なるため、着目すべきポイントにも若干の違いがあることはご存じでしたか?
以下に、新卒と中途採用の両方を考慮しつつ、オンライン面接と対面面接でそれぞれ「期待できるかどうか」を見極める際に注目すべきポイントを整理します。これらは質疑応答の内容に加え、非言語的要素や環境への適応力を評価する視点を含みます。

 対面面接の見極めポイント

対面面接は直接的な対話が可能なため、候補者の「人柄」「対人スキル」「全体の雰囲気」をより深く評価できます。新卒では協調性や誠実さ、中途では信頼感やリーダーシップを見極めたいですね。(今までの項と同じと思っていただいて問題ないです!)

  1. 第一印象とマナー
    • 着目点: 入室時の挨拶、握手の印象、身だしなみ、姿勢、笑顔の自然さ。
    • なぜ重要か: 第一印象は顧客やチームとの初対面での影響力を反映。マナーは社会人としての基礎を示す。
    • 見極め方: 入室時の丁寧さ、清潔感のある服装、面接官への敬意ある態度を確認。
    • 新卒例: 明るい挨拶と清潔なスーツ誠実さと好感度が期待できる。
    • 中途例: 堂々とした握手とプロフェッショナルな装い信頼感とリーダーシップが期待できる。
  2. 非言語的コミュニケーションの豊かさ
    • 着目点: アイコンタクト、表情の変化、ジェスチャー、声の抑揚、対話のテンポ。
    • なぜ重要か: 対面では全身の振る舞いが印象を形成。自然な対話力はチームやクライアントとの協働に直結。
    • 見極め方: 面接官と目を合わせて話すか、感情が伝わる表情か、落ち着いたテンポかを観察。
    • 新卒例: 話しながら適度に微笑み、うなずく親しみやすさと協調性が期待できる。
    • 中途例: 自信ある声と適切なジェスチャープレゼン力や影響力が期待できる。
  3. 空間への適応力
    • 着目点: 面接会場での振る舞い、席への着き方、場の空気を読む力。
    • なぜ重要か: 対面では物理的な空間での振る舞いが、会議やクライアント訪問での立ち居振る舞いを予測。
    • 見極め方: 指示に従ってスムーズに着席するか、複数の面接官がいる場合に全員に配慮した対応をするかを確認。
    • 新卒例: 面接官全員に挨拶し、指示通りに座る状況判断とマナーが期待できる。
    • 中途例: 複数の面接官に均等に視線を配る会議での配慮が期待できる。
  4. エネルギー感と存在感
    • 着目点: 面接全体での雰囲気、声の大きさ、姿勢から伝わるエネルギー。
    • なぜ重要か: 対面では候補者の「存在感」がチームや職場に与える影響を想像しやすい。ポジティブなエネルギーはモチベーションの証。
    • 見極め方: 声が聞き取りやすく、姿勢が崩れず、終盤まで活気があるかをチェック。
    • 新卒例: 終始明るい態度で話すチームを活性化する可能性が期待できる。
    • 中途例: 堂々とした姿勢で話すチームを牽引する存在感が期待できる。
  5. 対面ならではの対話の深さ
    • 着目点: 面接官とのリアルタイムな対話での反応、雑談や突発的な質問への対応。
    • なぜ重要か: 対面では即座の反応や自然な会話から、柔軟性や人柄がより明確に分かる。
    • 見極め方: 雑談に自然に乗れるか、予期せぬ質問に冷静に答えるか、面接官の反応を拾って調整するかを観察。
    • 新卒例: 雑談で「趣味の話」を自然に広げるコミュニケーションの柔軟性が期待できる。
    • 中途例: 突発的なケース質問に論理的に答える実務での対応力が期待できる。

オンライン面接の見極めポイント

昨今増えてきたオンライン面接!
これは物理的な距離や技術的制約があるため、採用候補者の「準備力」「デジタル適応力」「自己管理能力」が特に見えます。新卒ではポテンシャルと熱意、中途ではプロフェッショナリズムと実務適用力を見極めましょう。

  1. 技術的準備と環境設定
    • 着目点: 接続の安定性、カメラ・マイクの設定、背景の整頓、照明の適切さ。
    • なぜ重要か: オンライン環境の準備は、業務でのデジタルツール使用や細部への配慮を反映。準備不足は計画性の欠如を暗示。
    • 見極め方: 面接開始時に音声・映像がクリアか、背景が雑然としていないか、事前にテストをした形跡があるかを確認。
    • 新卒例: 背景をシンプルにし、ヘッドセットでクリアな音声丁寧さと準備力が期待できる。
    • 中途例: プロフェッショナルな背景(例: 壁やバーチャル背景)と安定接続→ 採用後、業務での信頼性が期待できる。
  2. 非言語的コミュニケーションの工夫
    • 着目点: カメラへのアイコンタクト、表情の豊かさ、声の抑揚、ジェスチャーの適切さ。
    • なぜ重要か: オンラインでは画面越しの印象がより強調されます。カメラを通じた熱意や自信の伝達は、対人スキルやプレゼン力の見極めポイントと言えますね。
    • 見極め方: カメラを見て話すか(画面を見すぎない)、笑顔やうなずきで反応するか、声が単調でないかを観察。
    • 新卒例: カメラ目線で笑顔で話す熱意と親しみやすさが期待できる。
    • 中途例: 抑揚ある声でジェスチャーを適度に使うプレゼンやクライアント対応のスキルが期待できる。
  3. 自己管理と集中力
    • 着目点: 面接中の姿勢、集中度、外部の雑音や割り込みへの対応。
    • なぜ重要か: オンラインでは自宅などコントロールしにくい環境での振る舞いが、自己管理やプロ意識を映す。
    • 見極め方: 姿勢が崩れていないか、家族やペットの介入がないか、通知音など気が散る要素を排除しているかを確認。
    • 新卒例: 静かな環境で姿勢を正す真剣さと自己管理が期待できる。
    • 中途例: 通知をオフにし、集中して対応業務での責任感が期待できる。
  4. デジタル環境への適応力
    • 着目点: 接続トラブル時の対応、ツール(ZoomTeamsなど)の操作に慣れているか。
    • なぜ重要か: 現代の業務ではリモートワークやオンラインツールが一般的。トラブルへの冷静な対応は実務適性を示す。
    • 見極め方: 音声トラブル時に迅速に代替手段(例: 電話)を提案するか、ツールの基本操作がスムーズかをチェック。
    • 新卒例: 接続不良時に「再接続します」と冷静に対応柔軟性とポテンシャルが期待できる。
    • 中途例: 画面共有をスムーズに実行実務でのデジタルリテラシーが期待できる。
  5. 熱意の伝達
    • 着目点: 画面越しでも企業への関心や意欲が伝わるか、声や表情でエネルギーが感じられるか。
    • なぜ重要か: オンラインでは対面より熱意が圧倒的に伝わりにくいです。積極的な姿勢はモチベーションやカルチャーフィットの見極めポイントですね。
    • 見極め方: 声のトーンが明るいか、質問や逆質問で企業への関心を示すかを観察。
    • 新卒例: 逆質問で「〇〇事業の詳細を知りたい」と前のめり意欲と好奇心が期待できる。
    • 中途例: 「前職の経験を貴社の課題解決にこう活かせる」と語る貢献意欲が期待できる。

 

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【見極めポイント比較】
結局、見極めポイントはどこやねん!」というあなたへ。以下を参考にしてくださいね。

  • オンライン:
    • 技術的トラブルへの対応力や環境準備が、業務でのリモートワーク適性を示す。
    • 画面越しの熱意伝達が難しいため、声のトーンや表情の工夫が重要。
    • 背景や雑音など、候補者のプライベート環境に過度に注目せず、本質を見極める。
  • 対面:
    • 全身の振る舞いや空間でのマナーが、対人業務や会議での振る舞いを予測。
    • 直接の対話で人柄や柔軟性が深く見えるが、緊張による硬さがポテンシャルを隠す場合も。
    • 第一印象に引っ張られすぎないよう、書類や適性検査と照らし合わせる。

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まとめ

 採用フローにおける見極めポイントは理解できたでしょうか?

bサーチでは、採用フローの支援や定着支援も行っていますので、より詳しくノウハウをお伝えすることも可能です!ご興味お持ちでしたら、ぜひ一度、気軽にお打ち合わせをしてみませんか?

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