
採用ファネルとは、候補者が企業を認知してから採用に至るまでのプロセスを段階的に可視化する考え方です。
現代の採用マーケティングにおいて、データに基づいた戦略的なアプローチを行うための重要なフレームワークとして注目されています。
本記事では、採用ファネルの基本的な考え方から、その作り方、各段階での具体的な施策、そして分析・活用して採用活動を改善していくためのポイントまでを網羅的に解説します。
目次
ファネルとは?
ファネル(Funnel)とは、見込み客が「知る → 興味を持つ → 比較する → 申し込む → 継続する」までの流れを、漏斗(じょうご)の形で捉えた考え方です。
上流(入り口)は人数が多く、検討が進むにつれて途中離脱が起きるため、下流(成約・採用・購入)に近づくほど人数が絞られていきます。
この“絞られていく構造”を可視化し、どの段階で人が減っているのか、どこを改善すれば成果が伸びるのかを整理するのがファネルの目的です。
たとえば採用で考えると、認知(会社を知る)→ 興味(求人を見る)→ 応募(エントリー)→ 選考(面接)→ 内定(意思決定)→ 入社(定着)がファネルになります。
営業なら、認知 → リード獲得 → 商談 → 提案 → 受注 → 継続という形です。
各段階ごとに「次の段階へ進む割合(CVR)」や「離脱理由」を見れば、改善すべきポイントが明確になります。
たとえば応募が少ないなら入口(露出や訴求)を、面接辞退が多いなら中流(コミュニケーションや日程設計)を、内定辞退が多いなら下流(魅力づけや条件提示、クロージング)を改善する、といった判断ができます。
つまりファネルは、感覚ではなく数字と工程で成果を伸ばすための設計図です。
「どこに課題があるか」「どの施策が効いているか」を共通言語で整理できるため、マーケティング・営業・採用のいずれでも、再現性の高い改善に役立ちます。

採用ファネルとは採用活動を段階的に可視化する考え方
採用ファネルとは、候補者が自社を認知し、興味を持ち、応募・選考を経て内定・入社に至るまでの一連のプロセスを、漏斗(ファネル)の図で表現したものです。
この図は、上の認知段階では候補者の母数が最も多く、下の階層に進むにつれて数が絞られていく様子を視覚的に示しています。
このフレームワークを用いることで、採用活動全体を俯瞰し、各段階における候補者の数や移行率を定量的に把握することが可能になります。
採用ファネルの基本的な意味を理解し、活用することが採用成功の鍵となります。
採用マーケティングにおける重要なフレームワーク
採用ファネルは、現代の採用マーケティングにおいて不可欠なフレームワークです。
候補者の行動や心理状態が変化する各段階を明確に定義することで、それぞれのフェーズに最適なアプローチを計画的に実行できます。
例えば、認知段階では広く情報を届け、興味・関心段階では企業の魅力を深く伝えるといった、段階に応じた戦略的な施策展開が可能になります。
また、各段階の通過率をデータで計測することで、採用プロセスのどこに課題があるのかを客観的に特定し、改善策を講じることが容易になります。
感覚に頼りがちだった採用活動を、データドリブンで科学的なアプローチへと転換させる上で、採用ファネルは極めて重要な役割を果たします。
採用活動で採用ファネル分析が重要視されるようになった背景
近年、採用活動においてファネル分析が重要視されるようになった背景には、労働市場や働き手の価値観の大きな変化があります。
従来の画一的な採用手法だけでは、求める人材の獲得が困難になってきています。
こうした環境の変化に対応し、より戦略的かつ効果的な採用活動を展開するために、採用プロセスを可視化し、データに基づいて課題を特定・改善するファネル分析のアプローチが不可欠となっているのです。
働き手の価値観が多様化しているため
終身雇用制度が前提ではなくなり、個人のキャリア観が大きく変化したことで、働き手が仕事に求める価値観は著しく多様化しました。
給与や企業の安定性といった従来重視されていた条件に加え、仕事のやりがい、自己成長の機会、柔軟な働き方、企業文化との適合性など、様々な要素が企業選びの判断基準となっています。
このような状況下で、企業は自社の魅力を多角的に伝え、多様な価値観を持つ候補者一人ひとりに響くような、きめ細やかなコミュニケーションを展開する必要に迫られています。
ファネル分析は、こうした多様な候補者層に対して、どの段階でどのようなアプローチが有効かを分析し、施策を最適化していく上で有効な手段です。
採用チャネルが複雑化・多様化しているため
かつては求人情報誌やハローワークが中心でしたが、現在では大手求人サイト、専門職種特化型サイト、ダイレクトリクルーティング、SNS、リファラル採用、人材紹介など、採用チャネルは極めて複雑化・多様化しています。
これらのチャネルはそれぞれ特性や利用者層が異なり、企業は自社の求める人材像に合わせて最適なチャネルを組み合わせて活用することが求められます。
このようなチャネルのルネサンスとも言える状況において、各チャネルの費用対効果を正確に測定し、どのチャネルがどのファネル段階で有効に機能しているのかを把握するためには、ファネル分析が欠かせません。
データに基づき、効果の高いチャネルにリソースを集中させることが可能になります。
候補者優位の売り手市場が続いているため
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少を背景に、多くの業界で人手不足が深刻化し、候補者にとって有利な「売り手市場」が続いています。
優秀な人材ほど複数の企業から内定を得るケースが一般的となり、企業は候補者から「選ばれる」立場にあります。
そのため、応募から内定までの選考プロセスにおいて、候補者の体験価値(CX)を高め、志望度を維持・向上させるための取り組みが極めて重要です。
ファネル分析によって、選考のどの段階で候補者の離脱が多いのかを特定し、面接の質やコミュニケーションの方法、選考スピードなど、具体的な改善点を見つけ出して対策を講じることが、人材獲得競争を勝ち抜く上で不可欠となります。
採用ファネルを導入することで得られる3つのメリット
採用ファネルを導入し、データに基づいて採用活動を管理することには多くのメリットがあります。
単に候補者の流れを可視化するだけでなく、採用プロセス全体に潜む課題を的確に発見し、具体的な改善アクションへとつなげることが可能になります。
ここでは、採用ファネルがもたらす主要な3つのメリットについて、それぞれ具体的に解説します。
これらの利点を理解することで、より戦略的な採用活動の実現に近づきます。
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採用ファネル導入で採用プロセス全体の課題を特定しやすくなる
採用ファネルを用いる最大のメリットの一つは、採用プロセス全体における課題、いわゆるボトルネックを客観的なデータに基づいて特定できる点です。
例えば、「認知」から「興味・関心」への移行率が極端に低い場合、企業の魅力が十分に伝わっていない可能性があります。
また、「応募」から「選考」への段階で多くの候補者が離脱しているなら、応募プロセスの煩雑さや選考日程の調整に問題があるかもしれません。
各段階の通過率を数値化することで、これまで感覚的に捉えていた課題が明確になり、どこに改善のリソースを投下すべきか、優先順位をつけた判断が可能になります。
採用ファネル導入で各段階に応じた具体的な改善策を立案できる
採用プロセス上の課題が具体的に特定されることで、各段階に応じた的確な改善策を立案しやすくなります。
例えば、ボトルネックが「認知」段階にあると判明すれば、求人広告のターゲットや媒体を見直す、オウンドメディアでの情報発信を強化する、といった施策が考えられます。
もし「選考」段階での内定承諾率が低いことが課題であれば、面接官のトレーニングを実施して候補者の魅力付けを強化する、あるいはオファー面談の内容を改善して入社後のキャリアを具体的に提示する、などの対策が有効です。
課題と施策が直結するため、効果的なアクションプランを効率的に策定できます。
採用ファネル導入で採用活動の進捗をデータに基づいて管理できる
採用ファネルは、採用活動の進捗を定量的に管理するための強力なツールとなります。
各段階の候補者数や通過率をKPI(重要業績評価指標)として設定し、定点観測することで、採用活動が計画通りに進んでいるかを客観的に評価できます。
目標値と実績値の差異を分析することで、早期に問題を発見し、軌道修正を行うことが可能です。
また、データに基づいた報告は、経営層や関連部署とのコミュニケーションを円滑にし、採用活動に対する共通認識の形成を助けます。
これにより、場当たり的な対応ではなく、継続的な改善サイクル(PDCA)を回す文化が組織に根付きます。
【5ステップで解説】採用ファネルの作り方と各段階の施策例
採用ファネルを自社の採用活動に導入するためには、まず候補者の行動プロセスに沿って各段階を定義し、それぞれの段階で目標とすべき指標(KPI)を設定することが重要です。
ここでは、一般的な採用ファネルを「認知」「興味・関心」「応募」「選考」「内定・入社」という5つのステップに分け、それぞれの段階で企業が取り組むべき施策の具体例とともに、その作り方を解説します。自社の採用プロセスと照らし合わせながら、ファネル構築の参考にしてください。
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ステップ1:【認知】まずは自社を知ってもらう
採用ファネルの入り口である「認知」段階では、自社のターゲットとなる潜在的な候補者層に、企業の存在や事業内容、採用活動を行っている事実を広く知ってもらうことが目的です。
この段階では、まだ転職を具体的に考えていない層へのアプローチも含まれます。
具体的な施策としては、ターゲット層が多く利用する求人媒体への広告出稿、プレスリリースによるメディア露出、企業のビジョンや文化を発信するオウンドメディアやSNSアカウントの運営、業界イベントや合同説明会への出展などが挙げられます。
KPIとしては、求人広告の表示回数(インプレッション数)やウェブサイトへのアクセス数などを設定します。
ステップ2:【興味・関心】候補者の志望度を高める
「興味・関心」段階では、自社を認知した候補者に対し、より深い情報を提供することで企業への理解を促し、「この会社で働いてみたい」という志望度を高めることが目標です。
一方的な情報発信だけでなく、双方向のコミュニケーションを意識した施策が有効となります。例えば、社員インタビューや一日の仕事の流れを紹介するコンテンツを充実させた採用サイトの構築、オンライン・オフラインでの会社説明会の開催、現場社員と気軽に話せるカジュアル面談の設定などが考えられます。
この段階のKPIには、会社説明会への参加者数や、採用サイトの特定のコンテンツの閲覧数などが設定されます。
ステップ3:【応募】エントリーへのハードルを下げる
応募段階の目標は、自社に興味・関心を持った候補者が、ストレスなくスムーズにエントリーできるようにプロセスを整備することです。少しでも「面倒だ」と感じさせてしまうと、有力な候補者を逃す原因になりかねません。
具体的な施策として、応募フォームの入力項目を必要最小限に絞り込む、履歴書や職務経歴書のファイル添付を容易にする、SNSアカウントと連携して簡単に応募できる仕組みを導入する、などが挙げられます。また、複数の求人媒体からの応募情報を一元管理できる採用管理システム(ATS)の活用も、工数削減と応募者対応の迅速化に貢献します。応募完了率をKPIとして計測し、改善を図ります。
ステップ4:【選考】候補者の入社意欲を維持・向上させる
「選考」段階は、企業が候補者を評価するだけでなく、候補者も企業を評価する重要な接点です。
この段階の目標は、候補者の能力や適性を見極めると同時に、候補者の入社意欲を維持、向上させることです。
面接官には、候補者のスキルや経験を引き出す質問力だけでなく、企業の魅力を伝え、候補者の疑問や不安に寄り添う姿勢が求められます。
面接官トレーニングの実施や、評価基準の標準化は不可欠です。
また、選考結果の連絡を迅速に行う、面接後に丁寧なフィードバックを提供するなど、候補者体験を重視したコミュニケーションを心がけることが、他社との差別化につながります。
ステップ5:【内定・入社】内定辞退を防ぎ入社へとつなげる
最終段階である「内定・入社」では、内定を出した候補者に確実に入社してもらい、入社後のスムーズな立ち上がりを支援することが目的です。
優秀な候補者ほど複数の内定を保持している可能性があるため、内定辞退を防ぐためのきめ細やかなフォローが重要になります。
具体的な施策として、内定者懇親会や現場社員との面談機会を設け、入社前の不安を解消するとともに帰属意識を高めます。
また、給与などの条件面だけでなく、入社後のキャリアパスや期待する役割を具体的に伝えるオファー面談を実施し、入社後の働くイメージを明確にしてもらうことも有効です。
内定承諾率や入社率をKPIとして追いかけます。
入社後の定着・活躍まで見据えた「ダブルファネル(採用ファネルS)」
採用活動の真のゴールは、単に人材を採用することではなく、採用した人材が入社後に組織に定着し、期待されたパフォーマンスを発揮して活躍することです。
この考え方に基づき、従来の採用ファネル(認知から入社まで)に、入社後の「定着・活躍」というもう一つのファネルを組み合わせた「ダブルファネル」という概念が提唱されています。
入社後のオンボーディングや研修、評価制度、キャリア支援といった施策を通じて従業員エンゲージメントを高め、離職率の低下と生産性の向上を目指す、より長期的で本質的な人材戦略のフレームワークです。
採用ファネルを分析して採用活動を改善する3つの手順
採用ファネルを作成するだけでは意味がなく、それを活用して採用活動を継続的に改善していくことが重要です。
そのためには、現状を正しく把握し、課題を特定し、具体的な改善策を実行するという一連のプロセスを回していく必要があります。
ここでは、採用ファネルを分析し、採用活動の成果を最大化するための具体的な3つの手順を解説します。
この手順に沿って実践することで、データに基づいた効果的な採用改善が可能になります。
手順1:現在の採用活動をファネルの各段階に当てはめる
最初のステップは、現在自社で行っている採用関連の施策を、採用ファネルの各段階(認知、興味・関心、応募、選考、内定・入社)にマッピングすることです。
例えば、「求人媒体Aへの出稿」は認知、「会社説明会の開催」は興味・関心、「カジュアル面談の実施」は興味・関心から応募への橋渡し、といった具合に整理します。
この作業を通じて、自社の採用活動の全体像が可視化され、どの段階にどのような施策を講じているのか、あるいは手薄になっている段階はないかを客観的に把握できます。
これが、以降のデータ分析の基礎となります。
手順2:各段階の通過率を算出してボトルネックを特定する
次に、各段階における候補者の人数をデータとして収集し、段階から次の段階へ移行した割合、すなわち「通過率(歩留まり率)」を算出します。
例えば、「応募者数100人に対して面接に進んだのが50人」であれば、応募から選考への通過率は50%となります。
このようにしてファネル全体の通過率を計算し、他の段階と比較して数値が著しく低い箇所を特定します。
この通過率が低い部分が、採用プロセスにおける「ボトルネック(最も効率を妨げている要因)」です。
ボトルネックを正確に特定することが、効果的な改善策を立案するための鍵となります。
手順3:特定した課題に対する改善策を計画・実行する
ボトルネックが特定できたら、その原因を深掘りし、具体的な改善策を計画して実行に移します。
例えば、書類選考の通過率が低いのであれば、募集要件が厳しすぎるか、求人票の内容がターゲットに響いていない可能性があります。
その場合、募集要件の緩和や求人票の文面見直しといった改善策が考えられます。
改善策を実行した後は、必ず効果測定を行います。
再度、同じ段階の通過率を計測し、施策実行前と比較して数値が改善したかを確認します。
この「計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)」のPDCAサイクルを回し続けることで、採用活動を継続的に最適化していきます。
採用ファネルの活用効果を最大化させるためのポイント
採用ファネルというフレームワークを導入し、その効果を最大限に引き出すためには、単に数値を分析するだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
ターゲットの明確化、候補者視点での情報提供、そして全社的な協力体制の構築は、ファネルの各段階における施策の質を高め、採用活動全体の成果を向上させるために不可欠な要素です。
ここでは、採用ファネルをより効果的に活用するための3つのポイントを解説します。
求める人物像(ペルソナ)を具体的に設定する
採用ファネルの各施策に一貫性を持たせ、効果を高めるためには、どのような人物を採用したいのかを具体的に定義した「ペルソナ」の設定が不可欠です。
ペルソナとは、年齢、性別、経験スキルといった基本的な情報だけでなく、価値観、キャリアプラン、情報収集の方法、ライフスタイルまでを具体的に描き出した架空の人物像を指します。
ペルソナを明確にすることで、その人物がどのチャネルで情報を得て、どのようなメッセージに惹かれるのかが具体的にイメージできるようになります。
結果として、ファネルの各段階で提供する情報やアプローチ方法の精度が格段に向上します。
【テンプレート付】欲しい人材を確実に採る為の採用ペルソナ設定方法
候補者目線で自社の魅力を伝えるコンテンツを用意する
ファネルの各段階を進む候補者は、その時々で知りたい情報や抱える不安が異なります。
そのため、企業が伝えたい情報だけを一方的に発信するのではなく、常に候補者の目線に立ち、彼らが求めるコンテンツを提供することが重要です。
例えば、認知段階では企業のビジョンや事業の社会貢献性を伝え、興味・関心段階では具体的な仕事内容や社員の働きぶりを紹介するインタビュー記事を用意するなど、候補者の心理状態に合わせた情報提供を心がけます。
候補者の疑問や不安を先回りして解消するようなコンテンツは、企業への信頼感を醸成し、次のステップへと進む動機付けとなります。
全部署で協力して採用活動に取り組む体制を整える
採用は人事部門だけの課題ではなく、企業全体の成長を支える重要な経営課題です。
採用ファネルの活用効果を最大化するためには、人事だけでなく、経営層や現場の各部署を巻き込んだ全社的な協力体制を構築することが欠かせません。
例えば、現場の社員にカジュアル面談や会社説明会に登壇してもらうことで、候補者は仕事のリアルな魅力を感じ取れます。
また、リファラル採用を促進するなど、全社員がリクルーターとして活動する文化を醸成することも有効です。
会社全体で採用に取り組む姿勢を示すことが、候補者にとって大きな魅力となり、採用力の強化につながります。
採用ファネルまとめ
採用ファネルは、候補者が企業を認知してから入社に至るまでのプロセスを可視化し、各段階における課題をデータに基づいて特定・改善するためのフレームワークです。
働き手の価値観の多様化や採用チャネルの複雑化が進む現代において、感覚的な採用活動から脱却し、戦略的かつ効率的な採用マーケティングを実践する上で不可欠な考え方と言えます。
自社の採用プロセスをファネルの各段階に当てはめ、通過率を分析することでボトルネックを特定し、PDCAサイクルを回していくことが重要です。
求める人物像の明確化や候補者目線の情報発信、全社的な協力体制の構築と合わせて活用することで、採用活動の成果を継続的に高めていくことが可能になります。
採用ファネルとは、求職者が企業を認知し、興味を持ち、応募・入社に至るまでの流れを可視化した採用マーケティングの設計法です。従来の「パーチェスファネル」との違いは、商品購入ではなく“共感・信頼”を軸に進む点にあり、近年はSNSや口コミが影響する「インフルエンスファネル」の考え方も重要になっています。
作り方のコツは、まず自社の採用向けターゲットを明確にし、認知→興味→比較→応募の各段階で必要な広報やコンテンツを整理すること。たとえば、オウンドページや採用journalでの情報発信、ビズリーチやリジョブなど媒体の種類活用、さらに説明会やスカウトなどさまざまな接点を組み合わせます。
運用が難しい場合は、採用代行サービスにおまかせする企業も増えています。実際、採用支援をまるごと担う株式会社マルゴト(マルゴト)などの法人向け支援も広がっています。ファネルを正しく設計すれば、応募数だけでなく質の高い母集団形成へと導くことが可能です。まずは自社の現状整理から始めるのが成功の第一歩です。
