【テンプレート付き】すぐに使える中途採用の面接チェックシート

採用担当人事の皆さん中途採用の際に求職者のどんなところを評価すれば良いか分からないことはございませんか?
面接のときにチェックする項目を事前に準備し、見分けるポイントを知っておくことで中途採用の選考結果は大きく変わってきます。

そこで今回の記事は中途採用のチェックシートについて徹底解説します。
また【すぐに使えるチェックシート】のサンプルを無料でご紹介しています。
チェックシートは下記リンクからダウンロードできます。
無料ダウンロードして評価項目に沿って、中途面接の際に活かしていただけますと幸いです。
中途採用面接チェックシート

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中途採用の面接チェックシートのテンプレートをご紹介!

中途採用の面接がスムーズに進むよう、中途採用の面接チェックシートのテンプレートを作成しました。
面接時のチェック項目は会社によって違うかと思われますが、サンプルとして活用してください。

評価は5段階評価で、設定しており、点数や基準、合格ラインを設定することも可能です。
事前に評価項目や合格点を設定しておくと最低限、判断しやすいです。 

中途採用面接チェックシート

また、面接をスムーズに進めるための面接質問は以下の記事を参考にしてください。

【面接質問シート付】面接初心者でも対応できる中途採用質問60選

中途採用の採用面接チェックシートに入れるべき項目

第一印象(清潔感・マナー・視線や表情・話し方や声の大きさ)

まずは第一印象の項目です。第一印象では下記の項目を重点的にチェックしましょう。

  1. 清潔感
  2. マナー
  3. 視線や表情
  4. 話し方や声の大きさ

それでは詳しくご紹介していきます。

清潔感

1つ目は清潔感についての解説です。
清潔感とは「髪が綺麗に整っている」や「姿勢がキレイ」など、不快感を与えない人というイメージです。
また面接時は見た目で相手からの印象なども変わり、好感度や信用も得られ、清潔感を保つことによってその人の印象や信頼が変わってくることでしょう。また見た目にはその人の人柄や人物像も現れます。清潔感があるか採用面接でチェックしてみてください。

マナー

2つ目はマナーについての解説です。
マナーとは人に対する思いやりであり、相手が不快に感じず心地よく過ごしてもらう「ルール」のようなものです。
マナーには大切な項目が5つあり「あいさつ」、「時間厳守」、「報告・連絡・相談」、「丁寧な対応」、「整理整頓」があり、社会での生活を円滑に行うための項目です。
また面接時は基本的なマナーなどをポイントに評価されることでしょう。
お互いが良い関係を作っていく上で大切なポイントになります。

視線や表情

3つ目は視線や表情の解説です。
視線はコミュニケーションを図るうえで人事担当者の目を見て話を聞くなど、相手の話したことに返事や反応することです。視線の向きや注目の仕方により、話す人の感情や態度、人柄が分かります。
面接時は表情やジェスチャーなども大事です。
本来内的な感情が相手に認識され、ジェスチャーなどをうまく会話に取り入れることによって、言葉だけでは表現しにくい考えや感情などが伝わりやすくなります。

話し方や声の大きさ

4つ目は話し方や声の大きさの解説です。
まず話し方は相手に何を伝えたいかが重要なポイントとなってきます。
重要なポイントを強調し、分かりやすいシンプルな言葉で伝えることが大切です。
またその場の雰囲気やシチュエーションによって声の大きさで相手への伝わり方が変わってきます。
面接時にその場に合ったコミュニケーションができているかチェックしてみましょう。

スキル(技術力・成長力・実行力・理解力・マネジメント力)

次はスキルの項目です。
スキルでは下記項目をチェックしましょう。

  1. 技術力
  2. 成長力
  3. 実行力
  4. 理解力
  5. マネジメント力

まず第一印象を聞き出すためには面接時に相手に話していただくことが大事です。
こんな面接質問なども参考にしてみてください。※【面接質問シート付】面接初心者でも対応できる中途採用質問60選

(例)
①   ○○様の自己紹介をお願いいたします。
②   転職を考えたきっかけや経緯を教えてください。
③   今までの仕事で一番頑張ったこと
④   仕事をする上で一番大事にしていることは何か

それでは詳しくご紹介していきます。

技術力

1つ目は技術力の解説です。
技術力とは自分の専門分野や前職の経験において身につけた実践的な知識のことを指します。
現職で身につけた知識を転職先で生かすことによってその求職者の能力に直結することもあるでしょう。

成長力

2つ目は成長力の解説です。
成長力とは求職者が自らの力でスキルアップを目指していく力のことを指します。
仕事における成長とは「企業が求める人材」になることであり、求めている人材や必要なスキル・技術が明確でなければ、成長はできません。 
中途採用時に企業にはモデルとなる理想像があり、そのモデルを理解していくことで成長ができるでしょう。

実行力

3つ目は実行力の解説です。
実行力とは、仕事に取り組むうえで、目標に向けて計画を立て、最後までやり遂げる力や
ねばり強さや忍耐力のことを言います。 
業務において失敗を恐れずに、状況に応じて取り組むべきことに尽力し続けられるのが特徴です。

理解力

4つ目は理解力の解説です。
理解力とは、物事の仕組みや状況を正しく判断する能力のことです。
仕事は多くの場合、様々な関係者や上司と進めていかなければなりません。
理解力が高い人ほど仕事が早く相手が何を伝えたいのか、また面接時、相手の質問に対して相手が求めている内容の明確な回答ができるでしょう。

マネジメント力

5つ目はマネジメント力の解説です。
マネジメント力とは目標を達成するためにチームをまとめたり、考えや方向性を統一し、良い方向に進んでいけるよう働きかける力をいいます。
また、マネジメント力の中でも特に大事なことがあります。そちらをご紹介します。

★コーチングスキル
コーチングスキルは、人材育成に必要なスキルとなります。
相手の潜在能力や可能性を引き出すことができるため、一人ひとりのパフォーマンスを向上できます。
また、問題解決力や自主性、やる気を引き出すため、自発的に行動できる人間の育成ができます。

★コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルとは人間関係を築くのに欠かせない能力のひとつです。
仕事において日頃からコミュニケーションを取っていると、相手のサポートやフォローがしやすくなるので、話しやすい雰囲気を作れる人材なのかを見ていきましょう。
コミュニケーションを十分に取れるかどうかで相手との信頼関係が築きやすくなります。
またスキル面を聞き出すためにはこんな質問なども参考にしてみてください。

(例)
①   今までの経験や経歴を元に、弊社で活かせると考えるスキルを教えてください。
②   職務経歴について、教えてください。
③   前職ではどのような役割、ポジションでお仕事をしておりましたか。

人間性(協調性・積極性・主体性)

次は人間性の項目です。人間性では下記項目をチェックしていきましょう。

  1. 協調性
  2. 積極性
  3. 主体性

協調性

1つ目は協調性の解説です。
協調性とは自分と異なる立場や意見を持つ人たちに対して、コミュニケーションを行い
協力して物事を進めていく能力のことを示します。
また、協調性のある人の特性として「親切」、「同情的」、「協力的」、「暖かい」、「思いやり」があると人に認識される個人の行動に現れる性格特性のことでもあります。
協調性は現代の社会では重要な能力だと言われており、中途採用の求職者の入社時に重要なポイントとなってきます。

積極性

2つ目は積極性の解説です。
積極性とは物事に対して常に強い意識を持ち、自分で考えて行動する人や何事にも臆することなく
挑戦をできる人が積極性がある人間と言われております。
積極的に行動することによって、得られるメリットも多く存在します。
例えば、成果を上げやすくなったり、自信が身につくなど、様々なメリットが考えられます。
また、わからないことなどを進んで相手へ質問ができることも1つの強みでもあります。

主体性

3つ目は主体性の解説です。
主体性とは自分の行動に対して責任を持って動くことを指します。
例えば、現状の問題や課題に対して解決をするために自分は何ができるのか。
今自分がするべき行動について考え、自ら動ける人に見受けられます。
また主体性が高い人の多くは好奇心が旺盛であり、常にポジティブに物事を捉えられる方が多くいます。

また人間性を聞き出すためにはこんな質問なども参考にしてみてください。

(例)
①   あなたの長所と短所を教えてください。
②   あなたは友人などからどんな人とよく言われますか
③   現在熱中している趣味などはございますか。
④   休日は何をして過ごすことが多いですか。

志望度(志望動機・企業理解度・適正度)

次は志望度の項目です。
志望度では下記項目をチェックしましょう。

  1. 志望動機
  2. 企業理解度
  3. 適正度

志望動機

1つ目は志望動機の解説です。
志望動機とは応募者がその企業でなぜ働きたい方を伝える大事なものになります。
企業の採用担当者は、応募者から志望動機を確認することによって、理解度や入社意欲の高さを見極めたいと考えています。
応募者としては採用担当者に「この先、この応募者と自社で一緒に働きたい」と思わせることが大事です。

企業理解度

2つ目は企業理解度の解説です。
企業理解度とは求職者がその企業の理念や求めている人材を知ることが理解度を高める上で大切なことになってきます。
その企業がどんな企業なのか?どんなことをしている企業なのか?しっかりと知っておくことで
会社と応募者のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

適正度

3つ目は適正度の解説です。
適正度とは企業と応募者が社内の雰囲気や業務内容、従業員のスキルや性格がどれだけマッチしているのかを見極める重要なポイントとなってきます。
ここ最近では求職者に向けて適性検査を実施しており、企業と求職者の間にミスマッチが生まれないように対策することが多くなっております。

志望度を聞き出すためにはこんな質問なども参考にしてみてください。
(例)
① 志望動機を教えてください
② 転職先を選ぶ上で、重視するポイントは何ですか。
③ 弊社に入社した際はどのようなビジョンやメリットがありますか。

その他(ストレス耐性・向上心)

次はその他の項目です。
その他では下記項目をチェックしていきましょう。

  1. ストレス耐性
  2. 向上心

ストレス耐性

1つ目はストレス耐性の解説です。
こちらは仕事上でのストレスに耐える能力のことを指します。
仕事上でのストレスで最も多くあげられるものをご紹介します。

①   感情が不安定
②   イライラしやすい
③   気分が落ち込む・憂鬱な気分になる
④   集中しづらい
⑤   仕事への意欲がない 
など

仕事に対して様々なストレスが存在します。
ストレスには前号でも記載のある、上司とのコミュニケーションや求職者の適正度にも関わってきます。
また無理や我慢をしてしまうことで、病気になってしまうリスクもあります。
ストレスに対してどう感じ、どう対処していくのかが大切です。
※ストレスに強い人とは常に自分のペースで仕事に取り組めることが特徴です。

向上心

2つ目は向上心の解説です。
向上心とは現在の自分の能力に満足せず、常に成長する意識を持っている心のことをいいます。
ですが、向上心を持っているだけでは成長はせず、常に自分に何ができるのか考えていくことが大事です。

企業にとって向上心の強い求職者は気に入られる傾向にあり、常に自分業務内容を吸収し即戦力になると考えられています。将来の希望や転職理由から向上心の判断が可能です。

中途採用の面接チェックシートまとめ

中途採用面接チェックシートの作り方や導入のヒントを解説をしていきました。
面接チェックシートは求職者をチェックするのに大切な情報共有シートになります。
面接官によって偏りのない公平な選考を進められるようになり、優秀な人材を採用できる確率も上がっていくことでしょう。また適性検査の導入や雇用条件、採用ペルソナの作成なども検討してみてください。

採用要件、採用ぺルソナの作り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
【テンプレート付】欲しい人材を確実に採る為の採用ペルソナ設定方法

面接質問やチェックシートだけでは見抜けないときに見抜く方法や確認する項目についてはこちらの記事を参考にしてください。
面接質問だけでなく良い人材を見抜く中途採用面接のポイント5選!

企業にとって最適な中途採用の面接チェックシートが作成できれば、採用基準作成や面接運用の効率化や労務面での活用にも繋がってきます。

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